6.第1章のまとめと今後の課題

本章では、はじめに手話にいくつかの種類があること、また聴覚障害者の中にはそれらの手話をコミュニケーションの条件に応じて表現し分けていること、しかし最近では、日本語対応手話のみを用いる聴覚障害者が増加していることなどを紹介しました。次に異なった表現形式をもっ手話は、それぞれどのように聴覚障害者には理解されているのかを検討し、その結果、日本手話を最も良く理解する者や、日本語対応手話を最も良く理解する者、そのどちらをも理解できる者や、どちらをも理解できない者がいるなど、わかりやすい手話には個人差があるということを述べました。
手話の表現や理解に関する今後の研究課題の1つは、日本手話や日本語対応手話それぞれの能力を測定する標準化された手話能力評価尺度を作成することであるといえるでしょう。現在、手話表現の評価尺度はアメリカにおいていくつか作成され、その中には手話の言語学的研究成果に基づく客観的評価指標を評価項目としている尺度も見られます(小田,1995)。わが国においても、ろう学校で独自に開発したテストがあることが報告されていますが、その大部分は評価の対象とする手話の定義が明確に示されていません(小田・横尾,1998)。また、理解に関する評価尺度の研究は、表現のそれよりも十分ではなく、わが国においても研究すべきテマといえましょう。もっとも、このような評価法を確立するには、聴覚障害者が手話をどのような過程を経て獲得していくのかという手話獲得の研究の進展が不可欠です。このことについては後の第3章で詳しく紹介いたします。

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